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『花火』の基礎知識!

夏の夜を彩る花火。見る人に感動さえ与える日本の夏の風物詩ですね。今回はそんな花火の中でも「打ち上げ花火」について紹介したいと思います。「綺麗だな~」と何となく見ている花火も種類や名前など知ると、また違った趣がありますよ(^∞^)

 

【打ち上げ花火の種類】

色々な形や色の打ち上げ花火がありますが、代表的なものをまとめました。

[割物(わりもの)]

花火玉の中にある割り薬(花火玉の表面を壊し、花火を作る素となる火薬)を爆発させ、色や形の元となる「星」を飛び散らせる仕組みのもの。飛び出した星が広がる時に尾を引くものを菊」、星が点になって広がるものを牡丹」と呼びます。目にすることも多く、花火の代表的な技法です。

[半割物(はんわりもの)]

大きな花火玉の中に、小さな花火玉がたくさん入っていて、その小さな花火玉が同時にいくつも開くもののこと。小さな花火がたくさん咲く千輪菊」、小さな花火が2つに割れ、それぞれが垂れ下がる小割」などがあります。

[ぽか物]

打ち上げられた花火玉が2つにぽかっと割れ、星や仕掛けが飛び出してくるもののこと。色々な形や色を楽しめ、2つに割れ垂れ下がるように尾を引く柳」、うなるような音を出しながらランダムに動き回る蜂」などがあります。

[型物(かたもの)]

花火で図形や文字などを描き出す蝶々やハートがよく知られていますが、最近ではキャラクター物など複雑なものもあります。土星のような形の花火も型物になります。

[仕掛け花火]

意図的に仕掛けを施した花火のこと。空から滝のように流れ落ちる「ナイアガラ、文字を浮かび上がらせる「枠仕掛け(蚊取り線香のCMでお馴染みのあれです)などがあります。

 

【たまや、かぎやとは?】

花火が打ち上がった際、「た~まや~」とどこからともなく上がる声を聞いたことがありませんか?あれは、江戸時代を代表する花火屋号が「玉屋」だったと言うところからきています。また、「鍵屋」と言う花火屋号も人気だったのですが、暖簾分けした玉屋の方が人気があったようです。いずれにしても、素晴らしい花火に対する称賛の意味が込められています。

 

【どの方角から見ても同じ?】

打ち上げられると、丸くまるで花が咲いたように見える花火ですが、でもいつ・どこから見ても丸く綺麗に見えますよね?実は、横からでも、下からでも、空の上からでも同じように丸く見えるんです。

それは、ボール状の花火玉からどの方角にも同じように花火が飛んでいるからなのです。ただ、丸じゃない特殊な形(ハートなど)は見る方角で見え方が異なります。

 

【花火を見る為の注意点】

・煙が広がり、花火が綺麗に見えないこともあるので風下は避ける。

・高いビル、鉄塔など花火の障害物となるものが前方にないことを確かめる。

・程よい風があり(無風の場合、煙がこもり花火が見えないことがある為)晴れて乾燥した日が綺麗に見える。

・レジャーシートやミニ扇風機(団扇や扇子)などあるとゆっくりくつろぎながら見ることが出来るのでおすすめ。出店の食べものをつまみながら見たい方は折り畳み式のミニテーブル、横(仰向け)になりながら見たい方はミニ枕(エアー枕だとかさ張らないので◎)などあるとより快適に見ることが出来ます。

・虫除けスプレーなど、特に蚊の対策が出来るものを持って行く。

 

【花火師になるためには?】

花火師になるためには、花火製造会社に入るのが一般的です。花火製造会社は国内に200社程ありますが、求人募集が大変少なくなっています。理由としては、小規模事業が多いことと代々受け継がれることが多いからです。ですので、花火師を目指す方は独自での情報収集、花火製造会社へのアピールが大事かと思います。また、繁忙期である夏は短期雇用を募集する所もあるようなので、そう言ったチャンスも逃さないようにしましょう。

花火師になるにあたって、専門学校などに行き資格を取って…、と言うようなことはなく熱意があれば誰でも花火師として経験を積むことは可能なようです。ただ、職人気質な方も多く職人的専門要素もある仕事なので、先輩の技術を目で見て覚えていくことが大事になります。

 

【まとめ】

花火にはたくさんの種類があり、個々に名前がついています。「花」火と言うだけあって花(植物)の名前がつけられているのは粋だな、と思います。

また、花火を作り出す花火師は火薬を扱う仕事なので常に危険が伴います。機械化が進む現代、「危険な仕事こそ機械に」と思われるでしょうが、花火製造は機械化することが難しく、技術や知識のある職人にしか出来ないそうです。この伝統文化が、今後も受け継がれていって欲しいと思います。

 

今回は以上です(^∞^)