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知っておくべき『食肉』の基礎知識!~牛肉編~

毎日暑い日が続きますね。こんなに暑いと夏バテ気味で元気が出ない、と言う方も多いのではないでょうか?夏野菜に元気の源が詰まっていることは前の記事でお伝えしましたが、野菜だけでは補えない栄養があるのも事実。そこで今回はお肉の中でも「牛肉」についてまとめたいと思います。

 

食肉について

まず食肉とは、その名の通り食用のお肉のこと。牛・豚・鶏肉を始め、羊(ラム、マトン)、馬、やぎなどがあり、私たちの食生活に深く関係しています。ちなみに魚肉は食肉に含まれません。

食肉には良質な動物性タンパク質が豊富で、人間に必要なタンパク質源として大切な食材です。

 

タンパク質ってこんなに大事

タンパク質は三大栄養素のひとつで、血液、皮膚、内臓など私たちの体を作る上で欠かせない栄養素です。

タンパク質が不足すると…

・体力がなくなる

・疲れやすくなる

・病気に対する抵抗力(免疫体)が作られず、病弱な体になる可能性もある

・傷の回復が遅くなる

などの症状が出てきます。

また、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べ、体内に吸収されやすい特徴があります。疲れている時こそ、お肉を食べた方が良いようですね。

 

牛肉について

牛肉にはあっさりした赤身からとろけるような霜降まで色々な種類があります。ヘムカルニチンを豊富に含み、貧血やダイエットに効果のある食べ物です。

ヘム鉄

鉄分とは、血液の成分ヘモグロビンを作るために欠かせない栄養素です。鉄分は私たちの体内で作ることが出来ないため、食事などから摂取しなくてはいけません。牛・豚・鶏肉に含まれる動物性の鉄分を【ヘム鉄】と言い、このヘム鉄は、野菜・海藻に含まれる植物性の鉄分【非ヘム鉄】に比べ吸収率が高く、その差はなんと10倍にもなります!

鉄分は貧血以外にも、手足の冷えにも効果的です。

カルニチン

カルニチンとは、脂肪酸をミトコンドリア(焼却炉)に運ぶ役割をします。脂肪を燃焼するとエネルギーへと代わります。カルニチンが不足すると、エネルギーが足りず力が出なかったり、疲れやすくなります。また、脂質の代謝も悪くなります。ダイエットと聞くと野菜ばかりのイメージですが、お肉(カルニチン)も効率良く摂らないと力も出ず、代謝も悪くなりますのでバランスの良い食事が大事になります。

 

亜鉛

鉄同様、不足しがちな栄養素です。亜鉛はタンパク質の合成・分解をする役割があります。不足すると、老化、食欲不振、貧血、生殖機能低下などの症状が出ます。精力増強にも効果的なので妊活本でもよく取り上げられています。細胞の生まれ変わり(新陳代謝)にも深く関係があるため、肌や髪の毛のハリ、艶が出るなど美容効果もあります。男性にも女性にも嬉しい栄養素ですね。

 

ビタミンB群

牛肉にはビタミンB群も豊富です。ビタミンB1B2は糖質からエネルギーを作り出したり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。これが不足すると、元気が出ない、疲れがとれないなどの症状が出ます。

ビタミンB12は葉酸と協力して血液を作ることから「造血ビタミン」と呼ばれ、顔色を良くしたり、髪の毛を艶々にしたりする作用があります。

ビタミンEは強い抗酸化作用があり、老化防止、動脈硬化予防の効果があります。また、シミやシワが出来にくくなる嬉しい効果も!

 

アラキドン酸

私たちの体や脳を活性化させる作用があります。これが不足すると、元気がなくなったり、脳の衰えを早めたりします。こう言ったことから、牛肉は老人ホームの食事でも積極的に取り入れられています。

 

オレイン酸

牛肉に多く含まれる脂肪酸です。オレイン酸はオリーブオイルにも多く含まれますので、牛肉の油はオリーブオイルに近いと言っても良いのではないでょうか。オレイン酸は、悪玉コレステロールの増加や善玉コレステロールの減少を防ぎます。また、酸化しずらいので体内の酸化物の発生を抑えます。脂肪の酸化が進むとガン、動脈硬化、心疾患、糖尿病などになりやすくなるため、オレイン酸の摂取は生活習慣病の予防になります。

 

【まとめ】

牛肉はこの他にもたくさんのビタミン、アミノ酸、脂肪酸を含んでいます。牛肉は「コレステロールが高い=体に悪い」と思われがちですが、ビタミンDの原料となるなどコレステロールも私たちの体に大切な成分です。また、食用に含まれるコレステロールはさほど高くないと言われています。くれぐれも食べ過ぎには注意して、野菜とのバランスを考えて摂取してください

 

今回は以上です。(^∞^)